こいしノート

エッセイ読むのも書くのも大好き人間です、小説も。 

尊敬する お二人 一人はオペラ歌手の岡村喬生さん

「こいしノート」が50回になりました。飽きっぽいのに、よくぞ続いた、我ながら感心しています。

「それは褒めますけど、拙文にクリックお願いだなんて、身の程知らずだぞ!」

「そう、おっしゃらないで、お願い!」

 

何方(どなた)でも、尊敬する人がいるでしょう。こいしもですが、特にと言えば二人です。一人はオペラ歌手の岡村喬生さんです、何故かは、こうです。

こいし、かれこれ四十年ほど前、知人の娘の誕生日に招待され、お祝いに童謡集のレコードを持って行きました。

四本のローソクを消した後、電蓄(※電気蓄音機)にレコードを乗せ耳を澄ますと、何人かの幼く可愛い声の歌の後「汽車ポッポ」になりました。歌うのは岡村さん、バリトンの、その声量に強いインパクトを持ちました。

 

初めて肉声を耳にしたのは、東京文化会館での「冬の旅(※シューベルト)」、2011年4月でした。

その感動を再びと半年後「グレーミン公(※オネーギンより)」他五曲のオペラ、それからカンツォーネや日本の歌の数々を、浜離宮朝日放送で聴き入りました。

その時だと記憶しますが「オペラの大衆化に尽力したい」と、岡村さん、口にしました。このことは入場料を低く抑え、オペラ文化を普及させ、その魅力を多くの人に知ってもらいたい、それを願って言葉だと、こいし、思いました。

 

岡村さんは翌年、モノオペラ「松とお秋」(※原作・山本周五郎、作曲・大中恩、脚本・演出・歌と口演、全九役、本人)を、誰でも手が届く2,000円で上演しました、満員でした。(※主催は岡村氏が主催する、特定非営利活動法人NPO

 

岡村さんは更なる、大衆化を企画します。歌曲を歌いたい素人(※ずぶも)に「誰でも歌えるようになる教室(※現在は「心を歌に乗せて歌う教室」)を開きました。

その教室は、岡村さんの他に一流の歌手三名と二名のピアニストが、生徒三十四人に個人指導します。ですが、レッスン料は考えられないほどの安さだそう。

 

岡村さん、気骨もあります。世界で上演される、オペラ「蝶々夫人」には、日本の文化に誤認があります。岡村さんは、イタリアで年一度開催される「プッチーニ音楽祭」で、それを正し、上演を決めました。

しかし、公演寸前に待ったが、かかったのです。でもどうしてもの気持ちが強く、それを群馬県前橋市桐生市の二会場で上演しました。管弦楽は映画「ここに泉あり」の群馬交響楽団、指揮はイタリアで活躍中の「三ツ橋敬子さん」です。 

 

オペラ公演には、莫大な費用がかかるそうで、一億、二億だそうです。ですが、岡村さんの「オペラの大衆化に尽力したい」この思いを貫き、入場料は考えられないほどの割安で、こいしの席は一階二十九列目で5,000円。料金の設定には、岡村さんの並々ならぬ、苦労があったと思われます。

 

岡村さんが言う「オペラの大衆化」、いつまでも続き、更なる発展を願う、こいしです。

 

           f:id:sebuchi:20170723210114j:plain       f:id:sebuchi:20170723205807j:plain

           初めて舞台で鑑賞しました    傘寿とは思えない 声量です

  

 

          f:id:sebuchi:20170723205659j:plain        f:id:sebuchi:20170723205604j:plain

   作曲は大中恩さん NHK    ピンカートン シャープレスはイタリアを

  「うたのおばさん」で歌わ    代表する歌手 蝶々さんはオーディション

  れた 童謡「サツちゃん」は   で選ばれた 岸 七美子さんと鈴木麻里子

  大中さんの作品         さん 

                   前日には「ゲネプロ」もあり 群馬県

                  中高校生が鑑賞 オペラの魅力を感じたはず

 

                  こいし、二階の一番後列で鑑賞(桐生市での)

                   従って こいし、二日に渡って悲劇に涙 涙 

           

                                f:id:sebuchi:20170723205857j:plain

        生徒さんとても上手 プログラムを見ますと難曲ばかり     

         「ラ・ボエーム」より「ミミと呼ばれているの 私の名はルチア」

        「カルメン」より「何が出てきたって怖くないわ」 

        「蝶々婦人」より「ある晴れた日に」

        「アドリアーナ・ルクヴルール」より「私は神の卑しい下僕です」

        「コジ・ファン・トゥッテ」より「岩のように動かず」

         マスカー二作曲「アヴェ・マリア」等々    

         先生方の指導力が凄いのでしょうね この上達ぶりは

   f:id:sebuchi:20161006202108p:plain

  クリック お願いします


にほんブログ村